realforceとHHKBを融合させた何か
realforceとHHKB(Happy Hacking Key Board)を販売しているPFUという場所がコラボして作られたのが、Realforce TKL SA / R2TLSA-US4-BK PFU Limitde Edition(正式名称)です。
これを購入するに至った理由があります。
その理由は、とにかく高性能でぴかぴか光らないで目立たないキーボードが欲しかったから、という陰キャが答えそうな理由は嘘です。
ごめんなさい、本当です。
というのもありますが、最終的にrealforceかHHKBどちらかを購入するとなった時に悩みまくって夜しか寝れなかった時期が続きました。
その時、このPFU Limited Editionが目について、HHKBの良い点をrealforceに持ってきたというバケモノがバケモノを作っちゃった製品を目にしたわけです。
しかも値段は変わらずの30000円前後、買わないわけにはいきません。
勿論、realforceとHHKBの融合商品のためrealforceの良いところや逆にHHKBの良いところが潰れてしまっているのかもしれませんが、その点を踏まえてもこの値段で両方を味わえるなら買わないわけにはいきません。
因みにUS配列を買った理由は単純に自分がUS配列の方が好きだからです。
高い買い物ではありますが、完全に自分の好みによるので自分が思うままに選ぶことをおすすめします。
もし迷ったら、「US配列 メリット」とか「日本語配列 メリット」とかで調べてみて下さい。
自分はrealforceのレイアウトをしたHHKBの性能だと思って使っています。
というわけで今回はこのRealforce PFU Limited Editionのレビューをしていきます。
因みに購入日が2020年2月に購入したので購入から7ヶ月経ってのレビューです。
スペック
PFU Limited Edition専用の仕様
押下圧 | 45g |
---|---|
静音機能 | HHKB Professionel Type-S同等 |
APC機能 | スイッチの押し込む深さを3段階で変更可能 |
ロゴのプレート | カーボン調デザインの専用LEDプレート |
押下圧は、45gとrealforceの中では珍しいHHKBで人気の重さになっています。
APC機能の設定方法は後々説明しますが、1.5mm,2.2mm,3.0mmの3段階から選べます。
というかPFULimited Editionにしかないみたいな事書いてありますが、普通にこの機能があるrealforceのキーボードがあります。
ロゴのプレートは本体の右上にあるところです。
画像に載っていますがこの部分です。
realforceの仕様
キー刻印 | 昇華印刷 |
---|---|
スイッチ寿命 | 5000万回以上 |
重量 | 1.1kg |
サイズ(縦×横×高さ) | 142mmx369mmx30mm |
キー数 | 87キー |
ケーブルの長さ | 1.7m |
キーストローク | 4mm |
キー構造 | ステップスカルプチャー |
押し心地 | フェザーキータッチ(REALFORCE独自) |
Nキーロールオーバー | フルNキーロールオーバー |
キースイッチ | 静電容量無接点方式 |
キーキャップ | PBT |
昇華印刷はA,S,D,F等キーキャップに書かれている文字の印刷方式で、文字が消えにくいのがメリットです。
キー構造のステップスカルプチャーはキーボードの上と下少し出ていて、真ん中がへこんでるようになっていてる形で横から見ると凹の形をして見える構造です。
画像のような感じです。
Nキーロールオーバーは、全部のスイッチを同時に押しても反応します。
ということです。ものによっては6こまでなら同時に押しても反応しますとか書いてあります。
キースイッチは静電容量無接点方式のスイッチを使っています。
こちらはツクモのサイトから引用したものです。
キースイッチの違いが画像で分かるので理解しやすいかと思います。
キーキャップのPBTとは簡単に言うとキーキャップの素材の話でザラザラした感じになっています。
皆さんが普段、使っているキーキャップの素材が何なのか分かりませんが、つるつるしたやつならABSという素材かもしれません。
というキーキャップには素材と形状があるんだよという話でした。
外観
- 付属品…取扱説明書、保証書、キーキャップ(Caps Lock,Ctrl)、キースペーサー(2mm,3mm)、キートッププラー
- 裏にはケーブルが出てくる位置を上と横に決められるよう仕切られています。
- スタンドは一段回のみですが、しっかり付いています。
- スイッチは紫色です。
ソフトウェア
realforceにはソフトウェアがあり、下記のリンクからダウンロードサイトに飛べます。
https://www.realforce.co.jp/support/download/
インストールについては詳しく説明しませんが、’Windows版 REALFORCE ソフトウェア インストーラ(exe)’と書かれた水色っぽい四角のボタンをクリックしてダウンロードを開始します。
ダウンロードが終わったら、ダウンロードしたインストーラアプリケーションを開いてインストールします。
これで完了します。
ソフトウェアを開いたら、画像のように左上に'APC'と書かれた欄があります。
個別設定と一括設定がありますが、個別設定はキーを個別に押し込む深さを設定できます。
自分は特に拘りがないので、一括設定で1.5mmにしています。
基本的にゲームをやる方は1.5mmを選択するのが無難かと思います。
誤入力をなくしたいとか深く押し込みたいとかいう方は2.2か3.0mmをオススメします。
設定の欄から色々操作は出来るのですが、自分はAPCを好みの設定にしたら、’キーボードへの保存’をして終わっています。
基本的にソフトウェアで設定をしたら、’キーボードへの保存’をしっかりしておいてください。
APC機能
APC機能はスペックの項目で説明した通り、キーを押し込む深さを設定できる機能です。
この機能自体はrealforceのソフトウェアを入れれば出来ます。(上で説明)
プラスαで付属品にあった、キースペーサーというものを使うことで押し込む深さを物理的に設定できます。
ここではキースペーサーの方に注目していきます。
外観の方で見せた写真なのですが、このようにして撮った理由はキースペーサーはこのキーキャップが取れてる位置に使うからです。
キースペーサーは2mmと3mmがありますのでその2つを簡易的に比較してみたいと思います。
因みにキースペーサー2mmを使った時はAPC機能が1.5と2.2mmは反応して3.0mmは反応しません。
キースペーサー3mmを使った時は1.5mmだけ反応します。
左が2mmのキースペーサーで、右が3mmのキースペーサーです。
写真の見やすさがいまいち分かりづらくて本当に申し訳ないです。
2mmのキースペーサーから感想を書くと、
- キーを押した時に、後少しで押し切れる!というところでこの布が優しく受け止めてくる感じ、押しきれないから正直悔しい気持ちになる。笑
- けど、滅茶苦茶スムーズにタイピングが出来るから慣れたら使いやすいかも。
てか普通にこの記事を2mmのキースペーサーで書き終えたけど、滅茶苦茶楽でした笑。
3mmのキースペーサーの感想は、
- 素直に押した気がしない
です。
そもそも3mmは使うつもりはないので押しただけですが、まじで押した気がしません。
勿論、1.5mmで設定していてタイピングを滅茶苦茶早くしたい場合は3mmのキースペーサーを使うのは有りかとおもいますが、個人的におすすめはしません。
レビュー
次は個人的にrealforce PFU Limited Editionを使ったレビューを書きます。
良かった点
- 静電容量無接点方式は滅茶苦茶気持ちいい
- 静音性が抜群
- キーボードが無駄に光らないのはちょっと浪漫あって好み
- キーキャップの形からタイピングしやすい
1.静電容量無接点方式だけど、PFU Limited Editionなので従来のREALFORCEのスイッチとは少し違いますが、静電容量無接点方式のスイッチはキーを押して離した時にタイピング音がなります。
他のスイッチだと押した時に音が出ますよね。
しかし、静電容量無接点方式は離した時に音がなります。
堪りません。
2.これもCherryやkailh等の比較となってしまうのですが、めっちゃ静かです。
通話中とかにタイピングをしても音を全く拾いません。
因みに自分が普段使っているマイクはAverMediaのAM310というマイクです。
知っている方は知っているかと思いますが、このマイクは環境音をそれなりに拾ってくる事で有名です。
なのに、タイピング音を拾いません。神です。
3.キーボードが無駄に光らないのはぶっちゃけ好みです。
キーボード自体はキーの場所を探すのに時間がかかるため、光ったほうが助かる場合があります。
なので、ブラインドタッチが出来ない方は特にこのキーボードはおすすめしません。
しかし、自分は光らないキーボードに浪漫を感じていましたし、もともと無刻印であるHHKBとどちらにしようか悩んでいた人間なので特に問題はありません。
それにもしキーの位置が追えなくなったら、デスクライトがあるのでそこまで気にしていません。
4.自分は海外から人気のとあるゲーミングキーボードを使っていたのですが、このキーボードが兎に角タイピングしづらくて困っていました。
まあこれはキーキャップのサイズとかも関係しているので完全に好みです。
なので、自分にとってはこのキーキャップのサイズがドストレートに刺さっています。
因みに、自分が使いづらいと感じていたキーキャップのサイズは少し小さいなと感じていたので、もし同じ様に小さいなと感じていたらrealforceを視野にいれるのはありかと思います。
気になった点
これはもう1つだけです。
ケーブルが着脱式ではない
これはもう本当に困った点です。
海外ではキーボードのケーブルもデザインされたものが流行っているので、着脱式でないと好みのケーブルが使えないのと、もしケーブルに不具合が起きた時にキーボードも一緒にさよならしちゃうという点で困っていました。
最初は「着脱じゃないのかよ!」と声に出てその晩は枕を濡らしたのを今でも覚えています。
枕を濡らしたのは嘘です。
しかし、realforceも何か思惑があったはず。
と思い今ではもういいやと諦めています。
てか今思えばケーブルがおかしくなることなんてあるんですかね。。。という感じですよね笑。
まとめ
REALFORCEとHHKBは神
(思った以上に文字数が多くて驚きと共に疲れました...笑)
では良きゲームライフを。