今回はApex Legendsの’コマンドラインの引数’について説明します。
コマンドラインの引数とは、コマンドを入力することでApex内のfpsや視点等を数値で表せたりマップ内の環境データ(マップ外に見える背景や岩等)を軽量化出来たりするものです。
メリットはカクつきが軽減し
- 自分好みの設定にすればゲームをより楽しめる
- 低スペックのパソコンでもApexを快適にプレイ出来る
デメリットは
- PCでしか設定・使うことが出来ない
- パソコンの環境によってはコマンドが悪影響を及ぼす可能性がある
なのでコマンドを全て使えば必ずしも快適に遊べるわけではありませんが、より快適にプレイ出来ること間違いありません。
自身のパソコンに合った設定を試してみてください。
autoexec.cfgを使う
autoexec.cfgとは
まずautoexec.cfgは何なのかというと、コマンドの入れ物の事です。
普通にエクスプローラーにあるファイルで、メモ帳を使い表示・編集が出来るので、見やすく管理しやすいのが特徴です
(※Steam版のApexだとautoexec.cfgは使用出来ません。)
ですが、反映されないコマンドもあるので、そういったコマンドはOrigin内に直接書き込む必要があります。
分かりやすくコマンドを管理したい人はぜひ、活用してみてください。
autoexec.cfgで機能するコマンドと機能しないコマンドは別けています。
Origin版もSteam版も同じコマンドを使えます。
Steam版でコマンドの入力方法を知りたい人は以下の記事を参照してください。
autoexec.cfgの効果
・autoexec.cfgを使わない書き方
画像のようにoriginのコマンド記入欄が見辛くなってしまいます。
・autoexec.cfgを使った書き方
この写真2枚はコマンドが違うけど、機能する内容は同じです。
autoexec.cfgを使わない方は入力バーの外にまでコマンドが及んでいますが、使う方は「+exec autoexec.cfg」と書いてあるだけで非常に見やすいです。
autoexec.cfgの作成
ここまで読んでくれればautoexec.cfgの内容は理解していただけたかと思いますので、今度はautoexec.cfgの仕組みをざっくり説明します。
- Apexのファイル内に「autoexec.cfg」というファイルを作る→そこにコマンドを入力して「保存」する
- Originの「コマンドラインの引数」入力欄がある→「autoexec.cfg」と記入すれば1で入力したコマンドが機能する
これで仕組みはなんとなく分かったかと思います。
早速autoexec.cfgのファイルを作っていきます。
まずApex Legendsのフォルダにある「cfg」というフォルダを開いてもらいます。
やり方は色々ありますが、大勢の人が絶対に出来る開き方を紹介します。
(※ApexがSSDに入っている人のみ)
エクスプローラーを開きます。
C:\Program Files (x86)\Origin Games\Apex\cfg
cfgフォルダが開けたら
コピーしたらそのままcfgフォルダ内に貼り付けます。
(エクスプローラー内の何も書かれていないところでペーストすると上手く行きます。)
次に「config_default_pc-コピー.cfg」の名前を「autoexec.cfg」に変えます。
右クリックして「名前を変更」というのかあるはずなのでそれで変更します。
最後に「autoexec.cfg」を開きます。
画像のように文字が沢山並んでいるかと思います。
その文字を全て消して「上書き保存」を選択します。
作成した「autoexec.cfg」の中にコマンドを書き、origin内のコマンドラインの引数に「+exec autoexec.cfg」と入力すればコマンドが反映するようになります。
コマンドラインの引数の場所については次の項目で紹介しています。
コマンドの紹介
後述する以外にもコマンドは多数ありますが、Apexのアプデにより効果がなかったりnvidiaやwindowsの設定でいらなかったりするコマンドもあるため、効果がありそうなコマンドのみを紹介しています。
また効果があるコマンドでも前述した通りautoexec.cfgでは機能しないコマンドがあります。
なぜそうなるのかは不明ですが、実際に試したのでautoexec.cfgで有効なコマンドと無効なコマンドを分けて説明していきます。
コマンドラインの引数の場所
origin内のゲームライブラリからApexをクリック
画像のような画面が出てきたら、プレイの下にある「歯車アイコン」をクリック→「ゲームのプロパティ」を選択→「詳細な起動オプション」項目を選択
画像のような画面が出て来ます。
そこの「コマンドラインの引数」にコマンドを入力して保存すればApexに反映されます。
注意点
- 数字を記載する時は必ず半角スペースを作ってから入力します。(例、+fps_max 240)
- autoexec.cfgに入力するコマンドには「+」や「-」は書きません。
autoexec.cfgで有効なコマンド
こちらはautoexec.cfgで機能するコマンドです。
autoexec.cfg内にコマンドを書き込んだ際は必ず最後の行に「host_writeconfig」と記入してください。
このコマンドがなくても機能するはずですが、一部のユーザーは「このコマンドがないとだめ。」と言っていたので年のため記入してください。
・+fps_max 240
フレームレートの上限を設定出来ます。
もし240にすれば240までだし144にすれば144までになります。
0にすると上限をなくす事が出来ます。
・-refresh 240/-freq 240
refreshとfreqは同じ効果があるのでどちらを使っても構いません。
リフレッシュレートの上限を設定してくれます。
240にすれば240までだし144にすれば144までになります。
・+cl_showfps 4
フレームレート、モニターのフレーム速度?、サーバー速度を左上に表示してくれます。後述のcl_showpos 1と併用可能です。
(※Apexの設定で「パフォーマンス表示」というこのコマンドに似た機能が出来たためこのコマンドは使っていません。)
・+cl_showpos 1
origin内での名前、視点(X,Y,Z)、自分のいる位置(X,Y,Z)、移動速度を左上に表示してくれます。先述のcl_showfps 4と併用可能です。
・+cl_forcepreload 1
メリット→マップ内の建物やサウンド等のファイルを事前に読み取ってくれるのでカクつきを低減してくれます。
デメリット→マップの読み込みに少し時間がかかったりRAMの使用量が増えたりします。
・+cl_ragdoll_collide 0
死体の挙動を軽量化したり物理演算による変な挙動を防止したりします。
・+m_rawinput 1
本来ならマウス入力→windows→Apex反映なのを
マウス入力→Apex反映とwindowsを介さずに認識してくれます。
後述する「-useforcedmparms -noforcemaccel -noforcemaspd」があればこちらのコマンドは不要になってしまうのですが、そもそもwindowsを無視してくれるのでこのコマンドが気に入っています。
・+mat_queue_mode 2
CPUのスレッドモードに関するコマンドです。フレームレートが向上します。
-2から2までの数値を設定できます。
-2:レガシーデフォルトを使用
-1:システムのデフォルトを使用
0:同期シングルスレッドを使用
1:シングルスレッドモードを使用
2:マルチスレッドモードを使用
環境にもよりますが、基本は2で大丈夫です。
・-useforcedmparms -noforcemaccel -noforcemaspd
windowsのマウス設定を弄ってくれます。
先述した「m_rawinput 1」があればこちらのコマンドは不要なのですが、一応こちらのコマンドも記入することをおすすめします。
-useforcedmparms:-noforcemspdと-noforcemaccelの使用を許可するコマンド
-noforcemaccel:Windowsのマウス加速度設定を無効化するコマンド
-noforcemaspd:Windowsのマウス速度設定を無効化するコマンド
・host_writeconfig
autoexec.cfgでコマンドを入力した際、最後の行に必ず記入するコマンド。
直接入力するコマンド
こちらのコマンドはautoexec.cfgに書き込んでも機能しなかったり機能自体を調べるのに時間がかかったりするため、originのコマンドラインの引数に直接書き込んでください。
・-novid -dev
耳が壊れるようなオープニングをスキップする事が出来ます。
(※autoexec.cfg内では機能しません。)
・-nojoy
コントローラーのジョイスティック機能を無効化しRAMに余裕を作ってくれます。
(※autoexec.cfg内では機能しません。パッドでプレイしている人は書かないでください。)
・-noff
コントローラーの振動機能を無効化しRAMに余裕を作ってくれます。
(※autoexec.cfg内では機能しません。パッドでプレイしている人は書かないでください。)
・+miles_language english
文字はorigin内の設定に依存するため音声言語のみを変更してくれます。
「english」だと英語で「japanese」にすると日本語になります。
(※autoexec.cfg内では機能しません。)
・-forcenovsync
アンチエイリアス機能を無効にします。
・-preload
ゲームの起動時にデータを読み込んでおき、カクつきを低減してくれます。
・-nomemorybias
メモリとVRAMから600MBほど軽量化してくれます。
最近では効果が薄いかもしれません。
・-limitvsconst
頂点シェーダー数を256に制限してくれます。
これによりフレームレートが向上します。
実際に使っているコマンド紹介
全てのコマンドを使いプレイしていると違和感があるので、自分が実際に設定しているコマンドを紹介します。
コピペ出来るようコマンドを書いておきます。
書き込んだらしっかり「上書き保存」や「保存」をしてください。
↓autoexec.cfg内のコマンド
fps_max 240
refresh 240
cl_forcepreload 1
cl_ragdoll_collide 0
m_rawinput 1
mat_queue_mode 2
useforcedmparms noforcemaccel noforcemaspd
host_writeconfig
↓直接入力しているコマンド
+exec autoexec.cfg -dev -novid -nojoy -noff +miles_language english -limitvsconst
まとめ
- autoexec.cfgについて
- コマンドラインの引数の場所
- 有効だと思われるコマンドを紹介
- 自分のコマンド設定を紹介
おわり
以上でコマンドラインの引数の紹介を終わります。
-novidと-devによってautoexec.cfg内にコマンドを書き込めば全てが機能するわけでない事が分かってしまったため、他にも無効になってしまっているコマンドはあるかもしれません。
なので自分でも分かり次第修正はしますが、不安な人は「コマンドラインの引数」に直接コマンドを書き込むことをおすすめします。
かなり長くなってしまいましたが、この設定をすれば快適にプレイできること間違いなしです。
それでは良きゲームライフを。