自分の画面を配信するためには、ソフトが必要になります。パソコンのゲームを同じパソコンで配信するなら、無料の配信ソフト1つで足ります。
ですが、ps4とかswitchとかのゲームを配信する時にはキャプチャボードというのが必要になる点はご理解お願いします。
映したい画面→配信ソフト→Youtubeやtwitch等
という順番で繋がっています。
配信ソフトにはOBS StudioやXSplit等があります。
今回は、配信ソフトであるOBS Studioのダウンロードや使い方、設定を紹介します。
ダウンロード&インストール
下記のリンクに入ります。
https://obsproject.com/ja/download
’ダウンロードインストーラ’と書かれた青いボタンをクリックします。
これでダウンロードは完了です。
ダウンロードしたインストーラーアプリケーションを開きます。
’このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?’と出るので、はいをクリックします。
Next >をクリックします。
自動構成ウィザードでの設定
インストール後初めて起動すると’自動構成ウィザード’を使って設定するか聞かれますが、手動の方が細かく設定出来るのでいいえを選択して大丈夫です。
設定
設定をしたらその後必ず適用をクリックすることを忘れないでください。
右下の設定を開きます。
配信
・Youtubeの接続方法
youtubeではストリームキーを取得して接続します。
ストリームキーを取得というボタンをクリックするとYoutubeのライブ配信管理ページが開きます。
開いたら、’左下の方にストリームキー(エンコーダに貼り付け)’と出るのでそれをコピーします。
コピーしたストリームキーをペーストしたら、youtubeの接続は完了です。
出力
上に’出力モード’があります。
それを’詳細’に変更させます。
・エンコーダ…'x264'と'NVIDIA H.264(new)'があります。
・x264…ソフトウェアエンコードといい、cpuで処理する方法です。
特徴は画質などのクオリティは高いのですが、動きのある映像には弱いです。
雑談配信をする人にはおすすめです。
・NVIDIA H.264(new)…ハードウェアエンコードといい、グラボで処理する方法です。
特徴は動きのある映像には強いのですが、画質のクオリティが低いです。
ゲームをする人にはこちらが断然おすすめです。
・配信サービスのエンコーダ設定を適用する…Youtubeとかtwitchとかのエンコーダ設定を適用させるか選択出来ます。
配信サービスのエンコーダ設定を使うのはおすすめしないのでチェックを外します。
・レート制御…ビットレートの制御方法を指定します。
安定したビットレートになるため、twitchやyoutubeではCBRが推奨されています。
・ビットレート…データのアップロード速度です。
動画ビットレート=映像ビットレート+音声ビットレート(後述)
ビットレートは説明が少し長くなるのですが、3つ確認することがあります。
・1つ目
Twitchは6000kbpsを推奨
youtubeは9000kbpsを推奨
していること。
・2つ目
自分の回線速度を計測します。
下記のリンクに入ります。
このサイトでGOをクリックしてアップロード速度をメモしておきます。
自分のアップロード速度は92.37Mbpsでした。(1Mbps=1000kbps)
昼に計測したこともあり、自分の環境だとかなり速いです。
・3つ目
最後に自分が配信する時の出力解像度です。
自分は負荷を下げるために1280x720の解像度で出力しています。(設定は後々説明)
ここで1つ注意してほしいのが、自分のアップロード速度の方が速いからと推奨されているビットレート範囲を超えて配信した場合、かえって映像の調子が悪くなることです。
youtubeでは,1280x720の時の最大ビットレートが6000までと記載されているため、7000とかに設定しても無意味です。
なので、自分の映像ビットレートは6000以下という形で落ち着きます。
ここで気をつけてほしいのが、映像ビットレートの他に音声ビットレートがあり、2つの値を合計したものが、’動画ビットレート’らしいです。
というのもサイトによってビットレートの書かれ方は様々で、映像ビットレートをそのまま6000と入力する人もいれば、音声ビットレートを足してる人もいます。
自分は後者を信じるので、音声ビットレートのデフォルトが'160'だから、映像ビットレートは5840になります。
安定している回線速度が7Mbpsとか10Mbpsとかの場合は、その回線速度の7割程度にビットレートを設定することがおすすめです。
なので7Mbpsの場合は4900kbpsになります。
もちろん、それでも安定しない場合はもっとビットレートを下げる必要があります。
・キーフレーム間隔…キーフレームを何秒に1回挿入するか決められます。
twitchやyoutubeでは映像の遅延や止まる可能性があるため、2を推奨しています。
・プリセット…'Max Quality'にすると画質はよくなりますがカクつきが発生するため、カクつきが発生するようであれば下げていく事をおすすめします。
自分はQualityのままです。
・Profile…cpuに影響のある設定です。
Highにすると、細かい部分の描写が綺麗に映ります。
そこから下げると、画質が荒くなっていきます。
一見baselineの方が良いかと思いますが他の方はHighを推奨しているので、自分もHighにしています。(便乗)
・Look-ahead…下にある’最大Bフレーム’と関係していて、Look-aheadをオンにすると最大Bフレームもオンになります。
動きの少ない映像なら良いのですが、動きのあるゲームなんかはチェックを外すことをおすすめします。
・心理視覚チューニング…画像の乱れやブロッキングを減少させてくれるので、オン推奨です。
以下のGPUと最大Bフレームに関しては特に必要ないのでこのままにしています。
設定が出来たら適用をクリックします。
自分の配信設定はこのようになりました。
音声のタブから設定できる自分の音声ビットレートは160のままです。
しかし大きな音を出すと音割れするという意見もあるため、128が無難だと思います。
音声
・サンプリングレート…44.1でも48でもとぢらでも良いと言われているので、高音質にしたい方は48kHzで良いかと思います。
映像
基本解像度は、自分のモニターの解像度なので、いじらなくて大丈夫です。
出力解像度は1280x720にしています。
スペックがないまま1920x1080にするとかえって画質が荒くなったりするので、解像度は下げておくことをおすすめします。
・縮小フィルタ…基本解像度と出力解像度の値が異なるとぼやける可能性があるため、ランチョス推奨です。
・FPS共通値…撃ち合いのゲームをやる場合は60に設定することをおすすめします。
自分の設定はこのような感じになりました。
詳細設定
・プロセスの優先度…OBSの処理とゲームの処理の優先度です。
基本ゲームの処理の邪魔はしないので、通常のままで大丈夫です。
おわり
これでOBS Studioの紹介は終わりです。
本当は使い方も紹介しようと思ったのですが、設定だけで力尽きました。
使い方は恐らくまた別の記事で紹介するかと思います。